経営者が悩みを抱えてしまう理由やよくある相談内容を徹底的に分析
✔当記事はこのような方に向けて書かれています
「なぜ経営者としての悩みがつきないのだろうか?」
「悩みの解決方法を教えてほしい」
「どの経営者もこんなに悩んでるものなのだろうか?」
✔当記事を通じてお伝えすること
- 経営者が悩みを抱えてしまう理由とは?
- 経営者の悩み(人・お金)について
- 経営者の悩みを和らげる方法
当記事では、経営者はなぜ悩むことになってしまうのかを解説しつつ、少しでも解決の糸口が見つかるようさまざまな事例をご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
経営者が悩みを抱えてしまう理由2選
経営者が悩みをかかえてしまう理由を解説していきます。
悩みをかかえてしまう理由が明確になれば、解決策が見つかりやすくなるからです。
主な理由として、以下3つが挙げられます。
- 相談できる人がいない
- 全てについて知っていると思われている
- わかってもらえない
順番に確認していきましょう。
相談できる人がいない
ひとつ目は、相談できる人がいないことです。
決して知り合いが少ないわけではなく、相談相手がいないのには、以下のようなことが挙げられます。
- 経営に関する悩みを気軽に話せない
- 経営者という立場上、周りに弱みを見せられない
例えば、経営方針や今後の事業内容などの重要情報は、社外に漏れないようより一層気を遣うでしょう。
その結果、悩みを相談できずに、問題を一人で抱えてしまう人も少なくありません。
全てについて知っていると思われている
2つ目は、全てについて知っていると思われていることです。
周りから何でも知っていると思われると、弱みを見せられない経営者も多いのではないでしょうか。
例えば、事業に関する専門知識はもちろん、財務や税務など、会社経営に関することは熟知していると思われる場合もあるでしょう。
その結果悩みを人に打ち明けられず、自分だけで抱えてしまうのです。
わかってもらえない
3つ目として、相談したとしても、なかなかわかってもらえないことが挙げられます。
なぜなら、経営者は就業人数全体の約2%しかいないからです。(従業上の地位・雇用形態・雇用契約期間,職業別就業者数|総務省)
経営者が抱えがちな人やお金の悩みなど、ほとんどの人には関係がないこと。
相談したとしてもわかってもらえないので、結果として抱え込んでしまうのです。
経営者の悩み1:人に関する主な4つの悩み
次に、経営者の人に関する悩みについてお伝えします。
会社経営にとって、人は財産である分、悩みも多岐にわたるからです。
主な悩みは以下の4つです。
- 人材不足・採用
- 人材の育成・教育
- 社員の定着率が悪い
- 後継者がいない
それぞれ見ていきましょう。
人材の不足・採用
人材の不足を解消するために苦労している経営者は多いです。
日本の人口は減少傾向であり、ただでさえ人材の確保が難しくなっているからです。
優秀な人材を採用するのであれば、企業同士の競争もさらに強まるためハードルが上がるでしょう。
慢性的な人手不足が労働時間の延長につながり、残業時間が削減できないという悪循環が発生している企業も少なくありません。
人材の育成・教育
人材の育成・教育も大きな課題です。
入社後に研修やOJTなどを実施しても、社員として自立するまでには相応の時間と労力がかかります。
即戦力として活躍できる社員がいない場合は勤続年数が短い社員を育てるしかなく、結果として前述した人材不足を招きます。
いくつもの悩みが深く結びつき、経営者を悩ませているのです。
社員の定着率が悪い
社員の定着率が悪いことも悩みの一つです。
以前に比べて退職まで同じ会社に勤める人が減り、複数回転職する人が増えているからです。
コストをかけて教育した社員が、たった数年で転職してしまったという例もあるでしょう。
また、結婚や出産、両親の介護など、ライフステージの変化に応じて働き方を変える社員も増えています。
社員の定着率を改善するには、可能な範囲で福利厚生を充実させるなど、社員が働きやすい環境を整える必要があると言えます。
後継者がいない
経営者にとって、後継者の不在は大きな悩みのひとつといえます。
自分に万が一のことがあったときに事業を引き継ぐ人がいないと、会社が存続できない可能性があるからです。
会社が存続できなければ、事業はもちろん、社員一人ひとりの生活も守れなくなってしまいます。
事業を継続していくためにも、経営者が健在のうちに事業承継の準備を整えておくことをおすすめします。
経営者の悩み2:お金に関する主な4つの悩み
次に、お金に関する悩みについてお伝えします。
お金に関することが経営者の悩みの大半を占めるのではないでしょうか。
主な悩みは以下の4つです。
- 売り上げが思うように上がらない
- コストが思ったよりもかかる
- 資金繰りが大変
- 資金調達がうまくいかない
順番に確認していきます。
売り上げが思うように上がらない
まず、売り上げが思うように上がらないことが挙げられます。
会社にとって売り上げの重要性は高く、お金がなければ事業を続けられないからです。
実際に売り上げアップを目標にする経営者は多く、計画通りに売り上げが上がらない場合には原因を分析し対策を考える必要があります。
売り上げは経営者にとって最も関心のある指標の一つだといえるでしょう。
コストが思ったよりもかかってしまう
2つ目は、コストが想定よりもかかってしまうことです。
売り上げが上がったとしても、コストも上がってしまうと結局利益は残りません。
人を雇えば売り上げが上がるとはいえ、人を雇うのには給料がかかります。
売り上げばかり気にするのではなく、利益としてどれだけ残るのかが経営者を悩ませているのです。
資金繰りが大変
3つ目は、資金繰りの悩みです。
売り上げが上がっていても、お金の出入りがずれてしまうと、支払いが滞ってしまいます。
手元の現金が少なくて、利益が出ていても取引先に支払いができなくなってしまいます。
過去にも、黒字ながら資金繰りで苦労されている会社が複数ございました。
資金をどう回すのかは、損益計算書には載ってこない、経営者様の悩みの種といえるでしょう。
資金調達がうまくいかない
4つ目は、資金調達がうまくいかないことです。
会社を経営する上で、資金調達は現金を確保するためにも必要だからです。
会社の利益だけで事業を継続できれば良いですが、季節性や一過性の資金も必要な場合があります。
例えば、社員のボーナスや新規事業への投資などが挙げられます。
金融機関からの資金調達が難しい場合は、使っていない資産の売却を検討するなど、借り入れ以外の方法を検討する選択もあるでしょう。
経営者の悩みを少しでも和らげる方法3選
最後に、経営者の悩みを少しでも和らげる方法をお伝えします。
解決策が見つかれば、今後の事業にも前向きに取り組めるからです。
おもに以下の方法があります。
- 相談相手を見つける
- 頭を悩ませている問題をひとつずつ解決する
- 社員以外でも仕事を任せられる先を探す
それぞれ確認していきましょう。
相談相手を見つける
1つ目は、相談相手を見つけることです。
自分だけでは対策が思い浮かばないときでも、人の知恵を借りればすぐに解決できる場合もあります。
経営者仲間と定期的に会う、経営者が集まるコミュニティに参加されている方もいらっしゃいます。
最近ではオンラインでコンタクトが取れる機会も増えているので、多忙な経営者でもスケジュールを調整してくれるようです。
気軽に話せる人を少しでも見つけ、相談できる体制を作っておくことが大切です。
なにかお困りごとがあれば、西山税理士事務所でもなにか解決策がご提示できるかもしれません。
頭を悩ませてる問題をひとつずつ解決する
2つ目は、頭を悩ませている問題をひとつずつ解決することです。
少しずつでも問題が解決できれば、心が軽くなり前に進めるからです。
まずはやることを全て書き出して、できることから進めていきましょう。
問題を解決する糸口が見つかれば、物事は好転していくはずです。
社員以外でも仕事を任せられる先を探す
3つ目は、社員以外でも仕事を任せられる先を探すことです。
外注によって経営者様の悩みが解決できる可能性があるからです。
例えば、今ではクラウドソーシングという個人に直接外注できるサービスなどもございます。
値段の相場などもわかりやすいので、ピンポイントで任せられることがあるときはおすすめです。
詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご連絡を。
まとめ:経営者様の悩みを理解してくれる人は少ない
当記事の内容をまとめます。
- 経営者が悩みを抱えてしまうのは、苦労を理解してくれる人が少ないから
- 経営者の悩みで相談いただくのは主に、人やお金に関することが多い
- 経営者の悩みを和らげる方法は、身近な人に勇気を出して相談してみること
経営者に悩みはつきません。
ただそれを発信しても、理解を得るのは難しいでしょう。
なぜなら、ほとんどの人は自身の生活の良し悪しが一番の指標だから。
経営者様特有の悩みは、分かってくれる人にのみ相談すべきです。
西山税理士事務所は、いつも経営者様をサポートすべく、所員全員、全力で精進しております。